私は神の子どもとされました
すなわち神は、世界の基が据えられる前から、この方（キリスト）にあって私たちを選び、御前に聖なる、傷のない者にしようとされたのです。神は、みこころの良しとするところにしたがって、私たちをイエス・キリストによってご自分の子にしようと、愛をもってあらかじめ定めておられました。（エペソ１：4－5）
この聖句の中の「愛をもって」という言葉がどの部分にかかるかは、二つの可能性があります。一つは、愛をもって、「御前に聖なる、傷のない者にしようとされた」、もう一つは、愛をもって、「定めておられた」です。どちらにしても、神の愛は、天地創造の前からあったという事実は変わりません。神は私たちを愛し、選び、定めておられました。私たちが神に出会い、神の愛を体験することができるように神は計画していたのです。
雅歌の中に、「愛は死のように強く」（８：６）という、シンプルな言葉があります。死は避けることができません。死が訪れたら、誰もそれを追い返すことはできません。「まだ心の準備ができていない。死を受け入れない」と言うことはできません。死に抵抗する力は誰も持ち合わせていません。
しかし、新約聖書は私たちをその一歩先に進ませます。イエスが死んで死からよみがえった時、愛は死よりも強いということを証明しました。宇宙で最も圧倒的で否定的な力である死は、宇宙で最も圧倒的で肯定的な力、つまり神の愛に征服されました。愛は常にその目的を達成します。無敵です。妨げになるものはありません。目的にたどり着くために、どんな障害も乗り越えます。
神の愛は、一人ひとりに向けられた特別で永遠なものです。時をも越えています。圧倒的です。そして、あなたはイエスの手の中にある真珠だと想像してみてください。そして自分にこう言ってください。「私に対する神の愛は、個人的で特別、そして永遠のものです。永遠の昔からの圧倒的な愛です。」また、イエスがご自分のすべてを犠牲にしたことを忘れないでください。今、神に感謝をささげましょう。
【祈り】
主よ、愛をもって私を選んでくださったことを感謝します。世界の基が据えられる前から、神さまはその圧倒的な愛によって私を愛し、私を選び、定めておられたことを宣言します。私は神の子どもとされました。アーメン。
