最後まで

忍耐をもって走り続けようではありませんか 

ヘブル人への手紙の一貫したテーマの一つは、キリストへの信仰を捨ててしまう危険性についてです。ヘブル書には、背教の危険性を警告している五つの明確な箇所があります。これらは聖書の中で最も厳しい言葉です。へブル書が強調しているキーワードの一つは、いま私たちが注目している「忍耐」です。

私たちが切望するのは、あなたがた一人ひとりが同じ熱心さを示して、最後まで私たちの希望について十分な確信を持ち続け、その結果、怠け者とならずに、信仰と忍耐によって約束のものを受け継ぐ人たちに倣う者となることです。(ヘブル6:11-12)
信仰と忍耐。ある人は、神の約束を求めるのに必要なのは、信仰だけだと言います。しかし、そうではありません。信仰と忍耐の両方が必要なのです。へブル書の著者はまた、こう言っています。「ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはいけません。その確信には大きな報いがあります。あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です」(ヘブル10:35-36)。

「確信」という言葉は、あなたには語る自由があることを意味します。イエスがあなたにしてくださったこと、そしてこれからしてくださることについて、大胆に語ることができるのです。あなたは、神のみこころを行いましたが、まだ約束は受けていません。何が必要なのでしょうか。忍耐です。神のみこころを行い、約束を宣言して求める時点から、実際にその約束を受けるまで忍耐する必要があるのです。ある人は、神のみこころを行い、約束を宣言し、求めますが、忍耐できません。そして、「うまくいかなかった」と言うのです。しかし、忍耐がなければうまくいきません。信仰と忍耐の両方が必要なのです。

【祈り】

主よ、私が走り続けることができるように助けてくださることを感謝します。私は、信仰によって最後まで忍耐し、神のみこころを行い、神の約束を宣言します。私は忍耐をもって走り続けます。アーメン。

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