選びのしるし

宿営の外に出てみもとに行こうではありませんか

ヨハネの福音書で、イエスは次のように言っています。

世があなたがたを憎むなら、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを知っておきなさい。もしあなたがたがこの世のものであったら、世は自分のものを愛したでしょう。しかし、あなたがたは世のものではありません。わたしが世からあなたがたを選び出したのです。そのため、世はあなたがたを憎むのです。(ヨハネ15:18-19)

「自分のものを愛する」ことは、イエスの者でないという確かなしるしです。その警告にしっかり耳を傾けなければなりません。では、私たちはどのような態度をとるべきでしょうか。パウロが、ガラテヤ人への手紙6章14節で見事に表現しています。「しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが、決してあってはなりません。この十字架につけられて、世は私に対して死に、私も世に対して死にました。」

私たちは主の十字架以外に誇りとするもの、信頼するものがないようにしましょう。教育、宗教、教団教派などを誇ったり信頼したりしてはいけません。私たちが誇っていいものは、主イエス・キリストの十字架だけです。十字架の上で、イエスはすべての悪の力に対して、完全に、永久的に、覆すことのできない勝利を収めました。十字架を通して、「世は私に対して死に、私も世に対して死」んだのです。十字架は神の民と世との分離のしるしです。自分の人生に十字架の原則を適用する時、私たちはもはやこの世には属しません。イエスは私たちに勝利の美しい約束を与えてくださいました。「これらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を得るためです。世にあっては苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝ちました」(ヨハネ16:33)。

私たちは苦難を経験します。しかし、イエスはすでに世に勝ちました! 私たちも、イエスを通して世に勝つことができるのです。イエスの辱めを負って宿営の外に出て、イエスのもとに進み出て行くなら!

【祈り】

主よ、あなたが私をこの世を出るために召してくださっていることを感謝します。私は、神の民と世とを分離するしるしである十字架を受け入れます。私はもはや世のものではありません。私は宿営の外に出て行きます。アーメン。

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