詩篇119:32
「私はあなたの仰せの道を走ります。あなたが、私の心を広くしてくださるからです。」
自由であるとは、どういう意味でしょうか。自分を満足させることを何でもするということでしょうか。それは、単にあらゆる命令や束縛を捨て、ただわがまま奔放に、自己満足のために、身勝手であるに過ぎません。私自身の経験、私の人生、また今までカウンセリングしてきた多くの人々の人生から私が言いたいことは、それは本当の自由ではないということです。それは奴隷状態です。自己の奴隷、罪の奴隷です。
しかし、神から来る私たちの心を解放する、本当の自由というものがあります。詩篇の作者は、「あなたが、私の心を広くしてくださる。」 と言っています。どういうことでしょうか。私たちが神の恵みと力によって本当に自由とされるとき、それは自己満足のためではなく、自分のことを行なうのでもなく、神に従うことができ、いやいやながらではなく、進んで、喜んで、快く、自由に従うことができるのです。「私はあなたの仰せの道を走ります。」 私は、従わないことへの言い訳を模索しているのではありません。ただ、あなたの願いが詩篇の作者の言う、その道であることを願うだけです。自己満足から来るのではなく、神を喜ばせることを求めること、神のみこころを行なうことから来る、熱心な態度、わくわくする思いというのがあるのです。聖書は言っています。「神のみこころを行う者は、いつまでもながらえます。」
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