訓練によって身につけること

互いに注意を払おうではありませんか

仕えることは、訓練によって身につける必要がある技能です。偶然できるものでも、生まれつき備わった性質でもありません。例えば、レストランの給仕は、サービスを提供するために働くので、そのためには訓練が必要です。私の友人で、以前給仕として働いていた人が、良い給仕となるために必要なことを説明してくれました。その訓練の過程を理解すると、それは自然にできたり偶然できたりするものではなく、訓練して身につくものだとわかりました。否定的な応答ではなく、肯定的な応答を得られるようにするためには、相手をよく知る必要があります。相手のことを知って、愛と善行をもって接客するのです。そのためには、練習と訓練が必要です。

また、仕えるためには適切な環境も必要です。「また、愛と善行を促すために、互いに注意を払おうではありませんか」(ヘブル10:24)と言ったあと、ヘブル人への手紙の著者はこう続けています。「ある人たちの習慣に倣って自分たちの集まりをやめたりせず、むしろ励まし合いましょう。その日が近づいていることが分かっているのですから、ますます励もうではありませんか」(25節)。私たちは、「自分たちの集まり」という言葉で表現されている適切な環境で仕えることを学ばなければなりません。それは、近しい交わり、献身的で定期的な交わりを意味しています。

次の節で、著者は悲惨な結末となる歩み方を提示しています。自分たちの集まりをやめないように警告した直後、「もし私たちが、真理の知識を受けた後、進んで罪にとどまり続けるなら、もはや罪のきよめのためにはいけにえは残されておらず、ただ、さばきと、逆らう者たちを焼き尽くす激しい火を、恐れながら待つしかありません」(26、27節)。私たちが適切な環境にとどまっていなければ、つまり、近しく、献身的で定期的な交わりを持っていないなら、再び罪を犯すようになるということです。それを避ける唯一の方法は、交わりの中にとどまり、他の人々を思いやり、喜びを持って仕えることを学ぶことです。

【祈り】

主よ、私が他の人を愛することを助けてくださることを感謝します。私は、交わりの中にとどまり、仕えることを学び、他の人々を思いやることにフォーカスすることを宣言します。私は他の人に注意を払います。アーメン。

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