父を喜ばせる

- 私は神の子どもです -

ピリピ人への手紙2章3節で、パウロは主のしもべである私たちにこう警告して います。「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく…」 

私の長年の観察によって気付いたことは、教会にまん延する問題の一つに、指導 者たちの間に、特に牧師たちの間に、個人的な野心と競争心があることです。私は それを裁いているわけではありません。この傾向は、何よりも私自身の生活の中に もあったのです。 

私たちは安心感と成功を同一視する間違いを犯すことがよくあります。他より大 きな教会を建てたり、大きな集会を開いたり、より多くの名前がメールリストにあ れば、安心だと考えるのです。しかし、それは妄想です。実際、私的な成功を目指 すほど、安心感は低下します。他の誰かがもっと大きな教会を建てたり、もっと大 きな集会を開いたり、メールリストにもっと多くの名前があるかもしれないという ことに絶えず脅かされるのです。 

私はイエスの中に完璧な模範を見つけました。

イエスはこう言われました「わた しを遣わした方は、わたしとともにおられます。わたしを一人残されることはあり ません。わたしは、その方が喜ばれることをいつも行うからです」(ヨハネ8:2 9)。

私はもう、個人的な野心に突き動かされません。もっと美しく純粋な動機を 見出したのです。それは、ただ父を喜ばせるということです。私はあらゆる状況と 決断の中で、「どうすれば父を喜ばせることができるだろうか」とシンプルな問い かけで取り組むよう自分自身を訓練しています。挫折したり、明らかに失敗したり したとき、私の焦点を、問題を解決することから、父を喜ばせる姿勢を維持するこ とに移すように努めています。キリストのしもべとして、父を喜ばせたいという単 純な願いで動いているなら、私たちの間に競争は生まれません。調和と互いの思い やりが争いと利己心にとって代えられます。

【祈り】 

イエスさま、あなたが私を贖ってくださったことを感謝します。私の人 生における動機は、父を喜ばせることであることを宣言します。私は神の子どもだ からです。アーメン。

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